2013年2月3日日曜日

AppInventor Portable for Windows Part8(補足)

 App Inventor Portable for Windowsですが、お使いいただいている皆様の環境で正しく動作していますでしょうか。

 このエントリでは補足としてJavaRuntimeEnvironment(JRE)がインストール済みの場合に発生する問題点について触れます。























 このエントリの前提環境として、64bitのWindowsPCに

・Java7のJREがインストール済み
・App Inventorセットアッププログラムは未インストール

であることを想定して説明します。

 このJRE導入済みPCでApp Inventor Portable for Windowsのバッチファイルを実行してもBlocksEditorが正しく動作しないと思います。App Inventorセットアッププログラムがインストールされていない時と同じダイアログが表示されてしまうのです。

 原因はJREがインストールされた際にJavaWebStartのファイル.jnlpファイルに対しての実行ファイル関連付け設定が行われており、こちらの設定が優先されてしまうためです。

 一番簡単なのはJREをアンインストールすることですが、それができない事情がある場合にこの問題を回避するためには次の手順を実行する必要があります。

◆USBメモリ側javaws.exeを使うようにする方法◆

1.App Inventor Portable for Windowsのバッチファイルを実行

2.AppInventorForAndroidCodeblocks.jnlp(BlocksEditor起動時にダウンロードされるファイルです)を右クリックして「プログラムから開く」「既定のプログラムの選択」を選びます






3.以下の選択肢からUSBメモリのjavaws.exeを含む選択を選びます























 この手順によりUSBメモリにあるApp Inventorセットアッププログラム位置を参照できるようになるのでApp Inventorセットアッププログラム位置を入力するように促すダイアログは開かなくなり、正しく動作するようになります。


◆元に戻す方法◆

1.実行中のApp Inventor Portable for Windowsのバッチファイルコマンドプロンプトで適当なキーを押します。これで各種レジストリ設定が元に戻されます。


2.AppInventorForAndroidCodeblocks.jnlpを右クリックして「プログラムから開く」「既定のプログラムの選択」を選びます










3.以下のような設定になっているので「Java(TM) Web Start Launcher」を選択すれば元に戻ります。























 もともと、App Inventor Portable for WindowsはJava(JRE)が未インストールの環境を前提として作成していますので、そうではない環境では問題が発生します。

 もし、試していらっしゃる方でJREを削除できないためにうまく動かない方は上記の方法で対処をお願いします。


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