AI4A-Configs
をご紹介します。
用途としてはネットワーク接続環境が無くても、Linuxサーバが無くても、色々外部アクセス制限の多い環境のネットワークの場合でも、ローカルのWindows環境で手軽に使えるAppInventorサーバが欲しいとか、ローカルPCで完結できるAppInventor開発環境構築に役立つかもしれません。
(2012/12/16一部修正)※WindowsのPATH表記をバックスラッシュから¥マークになるようにCSSでフォント指定しました(Windowsから参照した場合)。
■必要なモノ
・Oracle Java SE(JREではダメです。JDKをインストールしてください)
※AI4Aの動作確認はWindows7(64bit) + Oracle's Java 7(64bit)のみとされていますが手元の環境はWindows8Pro(64bit) + Java6(64bit)でも動作しています)
・GoogleAppEngine SDK for Java
(執筆時点)appengine-java-sdk-1.7.3.zip
■設定
1.Oracle Java SEのJDKをインストールしてください。ここでは仮にJava SE 6 SDKを普通にインストールした場合を例示します。
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_37\以下、上記の場所にインストールされていることを前提に設定を記載します。
コマンドプロンプトからjava.exeコマンドが使えるようにするために以下のサイトの情報などを参考にして設定を行ってください(※バージョン番号やフォルダの位置は自分の環境のものに合わせてください)。
JavaDrive
PATHの設定及び環境変数JAVA_HOMEの設定
2.取得済みのファイルを適当なフォルダに展開します。できるだけCドライブ直下に展開することを推奨します。
ここではappengine-java-sdk-1.7.3.zipは以下の場所に展開したとします。
C:\appengine-java-sdk-1.7.3
また、AI4Aは、
C:\ai4a
に展開した前提で以下のファイルに設定を行います。AI4Aの設定箇所は2カ所あります。
1つはBuildサーバの起動ファイルです。ファイル名は
C:\ai4a\BuildServer\launch-buildserver.cmd
です。このファイル中の注釈行(REM)の"REM"を削除し、Java SE SDKに入っているjarsigner.exeコマンドの位置をJARSIGNERLOCATION環境変数に設定して保存します。具体的には、
※2行に分かれていますが、実際には1行で記述します。
set JARSIGNERLOCATION=
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_37\bin\jarsigner.exeという感じで設定します(JDKのバージョンはインストールしたもので置き換えてください)。これでBuildサーバ側の設定は終了です。
次にAppInventorサーバの方の設定に移ります。設定対象ファイルは以下のものになります。
C:\ai4a\AppEngine\startAI.cmd
このファイル中の注釈行(REM)の"REM"を削除し、GoogleAppEngineの位置を指定する環境変数であるAEJSDKを設定します。
set AEJSDK=C:\appengine-java-sdk-1.7.3
3.上記ファイルの修正が終わったら設定したlaunch-buildserver.cmdとstartAI.cmdをそれぞれダブルクリックしてAppInventorサーバとBuildサーバを起動しましょう。
コマンドプロンプトに表示されるメッセージの流れが止まって
・AppInventorサーバ側
・Buildサーバ側
といったメッセージが表示されていればAppInventorサーバにアクセスできる状態になっています。
Webブラウザから
http://localhost:8888/
にアクセスすればWindowsのローカル環境でAppInventorサーバが利用できます。
もちろん、インターネット上のMIT AppInventorサーバにあるプロジェクトは自分でその都度移しておく必要はありますが、どうしてもネット接続環境が得られない場合などに開発の続きができるようになるという意味で利用価値があるのではないかと考えられます。
当然のことながら、本ブログで紹介している
BlocksEditorの文字化けとサヨナラしよう[Windows編]
BlocksEditorの文字化け対策をしておくと豆腐とご対面せずに幸せになれると思いますので合わせてご覧ください。
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