2012年12月23日日曜日

AppInventor Portable for Windows(仮)


この記事は「AppInventor Portable for Windows(仮)」という実験のお話です。

AI4A-ConfiguratoinsによってWindowsローカルでAppInventorサーバとBuildサーバが起動できるなら、いっそその環境をUSBメモリに入れちゃうことは出来ないだろうか・・・という思いつきで実験してみた話です。

それに何の意味があるのか?

・・・それは後から考えますw。




前提環境としてはWindowsにJavaSDK(JREではありません)がインストールされてPATHやJAVA_HOME環境変数などが設定済みという状況を想定しています(これくらいは自宅でネットを調べながら設定はできるハズという前提になります)。

また、AppInventor Windowsセットアッププログラムはインストールされていない状態です。

USBメモリには

・AI4A-Configuratoins(Windowsで動くAppInventor/BuildServerのセット)
・GoogleAppEngineSDK for Java
・AppInventor Windowsセットアッププログラムでセットアップされるフォルダ一式

が入っています。

で、そのUSBメモリをPCに認識させ、そこに入っている自前のバッチファイルを管理者権限コマンドプロンプトから実行する(バッチファイルはデフォルト管理者権限で実行することができないため)と

・本来AppInventor Windowsセットアッププログラムがインストールされるフォルダ名でUSBドライブの該当フォルダにシンボリックリンクを作成する
・その後、AI4A-ConfiguratoinsのAppInventorサーバとBuildサーバを起動

するというもの。

これでUSBメモリに入ったローカルに閉じたAppInventorサーバ、Buildサーバ環境が利用できるようになります。

エミュレータもちゃんと起動するし、apkパッケージをエミュレータに送り込むこともできているのでほぼ全ての機能が動作している(と思います)。

終了時はシンボリックリンクは削除するようになっています。

メリットは

  • USBメモリに上記ファイル群を追い出すことができる
  • AppInventorのWindowsセットアッププログラムのインストール作業なしでOK
  • PCが変わっても同じローカル開発環境を手軽に移動できる(※JDKインストール済みである条件は必須ですが)
といったところでしょうか。

デメリットは
  • 全てのPCのJDKで日本語の豆腐対策をしていないとバケる
  • USBメモリアクセス速度が遅いとそれがネックになってうまく動かない可能性がある
などが考えられます(前者は移動する都度、フォントをコピーするだけなので一度だけ作業すればそれ以降は作業不要になります)。

想定される利用シーンは・・・あまり無いかもしれないですね。

通常、インターネットアクセス環境に極端な制限が無ければ自宅と職場はネット上にあるMIT AppInventorで十分ですからね。

とはいえ、もし、AppInventor Portable for Windows(仮)に興味、あるいはニーズがある方がいらっしゃるようであればどのようにセットアップするのかお知らせしたいと思います。ご意見などコメントでいただければ幸いです。



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